カテゴリ:フランスの学校( 1 )

 

研修、研修、また研修

気がついたら1月も終わり。なんだか走り回っていたこの1ヶ月。
とにかく毎週、高校関係の研修があって、通常なら往復込みで3時間の仕事の拘束時間が、9-16時と7時間になってしまうので、家事にどうしても皺寄せが…

私が今月行ったのは、

思春期の若者とどう付き合うか
聴覚障害の生徒のための授業(2回)
内容重視の日本語の授業

の3種類。日本語以外は一日中フランス語で最後には頭がぼーっとしてきたけど、勉強になることも多いです。

思春期の若者との付き合い方は、申し込んだわけではなく呼び出しが来て行ったもの。来ていた先生はほとんどが中学校の先生でした。高校になるとみんなそれなりに落ち着くので、私も問題を感じたことはないし、多分一般的にそうなんでしょう。
中学はなかなか大変そうでした。

研修の内容は、グループに分かれて、思春期の子どもを象徴する言葉を10選ぶ、思春期を題材にした詩やテキストをグループで解釈、プレゼンする、思春期の子どもが荒れる理由(ホルモンバランス、体の急成長に心がついていけないとか)の講義などでした。
ホルモンバランスや体の成長は私にとっては一般常識でしょっていうレベルの話だったのだけど、隣の先生たちが「なるほど~」と頷いていたので、もしかしてフランスの学校では習わないのか??
高校の授業には直接反映ということはないけれど、ムスメが来年から中学校にあがるので、参考にはなるかな?


聴覚障害の研修は、視聴覚障害でセットになっていたもの。視覚障害の生徒がいるので、申し込んだら聴覚もついてきました。
重度の聴覚障害の子が日本語を選択することはまずないだろうけれど、全身を使って発音するメソッドや、carte mentaleという図をつかったノート作成法など、通常の授業に応用したい内容もあり、なにより補聴器をつけていても健聴者のように聞こえることはない(音が大きくなるだけで活舌や発音なんかがきれいに聞こえるようにはならない)ということを知ることができたのが大きかったです。
今まで難聴は(例えば視覚障害と比べて)比較的軽い障害だとどこかで思っていたのだけど、とんでもない勘違いでした。
また手話が聾の人たちにとって母語の場合もあるというのも驚きでした。フランスでは高校の卒業試験に手話通訳をつけることもできるのだそうで、そういう点は日本と比べて進んでいるのかな、と思ったり。日本の聾の人たちは大学入試なんかどうしてるんだろう?


最後の、内容重視の日本語の授業は、これまた考えもしなかったことがいっぱいでした。普通、日本語の初心者には基礎文法から教えるけれど、生徒の(特に大人の)知的好奇心を満足させることはなかなかできません。生徒も教師も欲求不満になるわけです。
研修では、グラマー中心の授業ではなくて、生徒参加型のワークショップの授業展開をいくつか紹介していて、こんな授業ができたら楽しいだろうな、と思えるものでした。

来週からは視覚障害の研修がはじまります。今は思いつくかぎりで拡大コピーしたり、手書きしたりと手作り感満載で授業をしているのですが、もう少しきちんと生徒のニーズに答えられるようになるといいなぁ。

まだまだ勉強は続きマス…



[PR]

by Lapinnoirdunord | 2016-01-30 07:58 | フランスの学校 | Comments(4)