2月も1/3が過ぎてしまいましたが、年末のロンドン旅行の備忘録です。
オットが急に「クリスマス休暇にロンドンに行こう」と言い出したのが11月半ば。なのに実際に何をするわけでもなく、気がつけば12月に入ってしまい、やっぱり春にしたほうがいいかも、なんて言っていたのですが、2階建てバスに乗る!とはりきったムスコが各方面に「2階建てバスに乗りにイギリスに行く」と吹聴してまわったため、大慌てで宿を予約したオット。
年末のユーロスターは家族4人だと1300ユーロというとんでもない額だったので(そりゃ、ギリギリに探しても無理なわけです)、無難にフェリーで行くことにしました。フェリーだと130ユーロなので1/10です^^
朝、8時ごろのフェリーに乗って1時間半でドーヴァーに到着。いいお天気で青い空に白亜の海岸がきれいでした。
そこから一路、ロンドンへ。
ホテルのそばに路上駐車できるかどうかわからないし、したくないオットは、Greater Londonの中ですが街外れに3日間駐車場を予約したので、まずはそこに車を駐めて、地下鉄でホテルに向かうはずが…
私たちの行った日から帰る日まで、最寄りの地下鉄が運休!!
というわけで、早速2階建てバスに乗ることに。
ホテルに行く地下鉄は予習してたけど、バスはまったく想定外。荷物をごろごろ引きずりながらバス停を探していたら、親切なお兄さんが「どうしたの?」とバス停まで連れて行ってくれました。その人、バス停のまん前のアパートにお住まいだったようで、一度帰宅してからタブレットを持って出てきて「あと3分でバスがくるから」とリアルタイムのバスの運行案内まで見せてくれました。フランスではありえない親切さに、オットも感動していました。
ホテルに無事到着したものの、チェックインの時間にはまだ早く、荷物を預けて街中へ。
まず行ったのは自然歴史博物館。
ロンドン在住の
この方に、スケートリンクがあると教えていただいたので、行ってみたのですが、午後なので当然激混み。
なので、博物館の中に入ってみました。こちらも入場者の列がとぐろを巻いていたけれど、20分ぐらいで入れました。
恐竜と哺乳類の展示を見たところで、子どもたちが疲れてきたので、ホテルに戻ろうと外に出たら、真っ暗でびっくり。イギリス時間の午後4時はフランスの5時なんだから暗いのは当たり前なんですが、毎日4時に暗いのはさすがに辛いなぁ、と思いました。
ホテルに戻ってチェックインして、部屋でお茶を飲んで(イギリスって紅茶がなんであんなにおいしいんでしょう?)一息ついたら、6時前。フランスの7時近いので子どもたちがお腹が空いたと言い出したので、ホテルの目の前のパブでこの日は夕食。お店のスタッフはすごく感じがよかったのだけど、とにかく塩辛くって… お店ではもちろん、ホテルに戻ってからも、お茶と水をがぶ飲み。
次の日の朝も快晴!ホテルの朝ご飯はコンチネンタルだったけど、ヨーグルトといっしょにチョコレートムースやキャラメルムースなど、フランスだと夕食のデザートにあたるものがてんこ盛り置いてありました。ムスメは大喜びでチョコレートムースを2つも食べてました。私たちの他にも日本人の旅行客が何組もいました。若い学生さんやビジネスマン風の男性、国際結婚の家族連れの方もいました。
朝食を済ませて、再び街中へ。この日は交通博物館(ムスコ用)とハリー・ポッターのウォーキングツアー(ムスメ用)に。博物館にバスで行こうなんてオットが言い出したもんだから、地下鉄で一本、20分のところを、1時間以上かけて行くことに…
とはいえ、Regent St.やOxford Circus、ナショナルギャラリー前などを通って行ったので、街の景色を楽しめました。
交通博物館では、ムスメは退屈だろうなぁ、と思ったのですが、スタンプラリーみたいなのをやっていたので、スタンプを探すので少し気が紛れたみたい。男女、おまけに年齢が6歳違うと、なかなかムズカシイです。
ムスコはみるものすべてが楽しくて、バスの運転をしたり、木製の客車のマネキンにびびったり、昔のバスに登ったり、Maxで楽しんでました。
博物館のカフェでささっと昼食を食べて、私とムスメだけ地下鉄に乗ってBank駅に急ぎました。駅のどの出口かわからなかったので、ツアーのパンフレットを駅員さんに見せて、教えてもらった出口をでたら、ツアーに参加するために待っているような人たちがちらほら。時間になったら、Griffindorのマフラーをしたおじいさんが登場。「こんなに大勢のグループは始めてだよ」と言いながら、映画のロケに使われた場所を案内してくれました。
まずは待ち合わせ場所の正面にあった、英国銀行。Gringotsに使われた建物だそうです。
そこから狭い路地を通って、作者が好きだというディケンズの小説にゆかりのパブに行き、LeaddenHallを抜けて、漏れ鍋丁に使われたお店(当時は空き家だったけど、現在は眼科になって外観も青く塗られていました)の前で記念撮影。
4巻に登場する炎のゴブレットが、ロンドン大火のモニュメントに由来しているなんて、知らなかった!きっとロンドンに住んでいる人はすぐに気づくんでしょうね。
テームズ川にかかる橋の上で、7巻の撮影に使われた建物(市役所)、ミレニアムブリッジ(デス・イーターが壊した)、ボロー・マーケットを抜けて、グローヴ座の前で解散でした。
すべて徒歩圏内なので、地図を見ると狭い範囲だけど、ハリー・ポッターだけじゃなくて、オースティンやディケンズ、ほかにもロンドンの歴史の話がいろいろ出てきて、なかなか楽しかったです。
ムスメも映画を全部見た(今も暇さえあればDVDを見ている)ので、最初はピンとこなかったけど、途中から映画のシーンを思い出したりして、楽しんでました。言葉がわかればもっと楽しいのだろうけど、フランス人の英語力なので、今回は私の通訳で。
その後、Kingscross駅に行ったら、壁に半分めりこんだカートで記念撮影するための行列が駅の外までグルグルと!!
ムスメは、並んでる人の前で写真なんて冗談じゃない、というんで、ありがたくお店に直行。それでも5分ほど並んだかな。
お店では散々迷って、ハーマイオニの魔法の杖とGriffindoreのバッジを買って、男子チームと待ち合わせのピカデリー・サーカスへ。
これがまたすごい人で、SMSで「どのお店の前?」とやりとりしながら、なんとか会えました。
夕食をどこかで食べようとお店を探していたら、たこ焼き、唐揚げ丼の看板が目の前に。
午後歩き回ったムスメと私はとにかくクタクタ。寝てしまったムスコを抱っこして歩いたオットもへろへろで、結局ジャパン・センターでお弁当を買って、ホテルで食べることにした、なんともヘタれな私たち。
お寿司にお弁当、アンパン、駄菓子などなどを買いこんで、ホテルに戻りました。
正直、前日のパブよりおいしかったかも(苦笑)
3日目は朝食の後、ホテルをチェックアウト、荷物を車に積んでしまおうと思ったのがまずかった。とにかく車を駐めたWandsworthは地下鉄がないと不便で、ホテルからバス1本で行けたものの、結局午前中をほとんどロスすることに。
科学博物館に到着したら、すでにお昼近くだったので、混む前に大急ぎでミュージアムカフェでお昼を食べて、またまた私とムスメはお隣のVictoria&Albert美術館へダッシュ!
ムスメ希望のジュエリーとドレスの展示と私が見たかったモリスの壁紙のあるカフェを見学(お茶する時間はなかったのが残念~)、最後にトイレを探して銀器のギャラリーを縦断。あまりゆっくりはできなかったけれど、さすがジュエリーは圧巻でした。ムスメは、「これ、全部偽物でしょ?」なんて言ったぐらい(10歳なのになんて貧乏性なんだか…)豪華でキラキラしていました。
オットとムスコは科学博物館を楽しんだそうです。
それから駐車場にまたまたバスで向い、駐車場のショッピングセンターで夕食のサンドイッチなどを購入してから、ドーヴァーに向けて出発。
霧が出てきたので、かなり早めにロンドンを出たため、予約していたフェリーの1本前のに乗れました。私はあと1時間ロンドンにいるほうがよかったなぁ、とちょっと不満だったのだけど、カレーについたら、これまたすごい濃霧で、前の車のテールランプ以外本当に何も見えない!1時間後のフェリーだったらもっと疲れていただろうから、やっぱりこれでよかったのかも??
怖くてリールまで、とにかくオットが眠くならないように、ひたすらしゃべりつづけました(疲れた!!)
2泊3日だと、実質2日目しか時間を気にしないで動ける日がないので、次回はせめて3泊4日がいいなぁ、と思いました。
あと、冬は暗くなるのが早すぎるので、やっぱり春か夏じゃないともったいない。
出不精のオットなので、次はいつになるのやらだけど、ムスコの汽車とムスメのハリポタスタジオを口実に今年中にもう一度いけるといいな~